すべては「代用バター」から始まった!


「最近の代用バターはおいしくなったな!」私の友人の父は、誰にともなく突如言い放った。

んんん???何だ???あっそうか!「マーガリン」のことを言っているのか。
ちなみにこの会話は、その父が所有している千葉の別荘での一コマだ。

私は毎年、夏のある期間にこの家族の別荘にお呼ばれして、楽しい海辺の休暇を過ごしている。
友人だけではなくその家族、はたまた彼らの親戚と一緒に過ごすことも当たり前となっていた。

朝のパン食にはバターを用いることがこの家族ではお決まりだが、今日はどうやら勝手が違っているようだ。
察するに、近所のスーパーでは「バター」は売り切れとなっており、仕方なく「マーガリン」を購入してきたようだ。

そもそも「代用バター」?とは聴き慣れない言葉である。
なぜ「マーガリン」ではないのか?

我が家では「マーガリン」が一般的であって、「バター」はパン食に出てくることはない。
それは経済的な理由なのか、味なのか、いやそうでは無い、たしか健康的であるからからそれを選択していたはずである。
つまりは動物性油の「バター」とは太る、またはそれにより健康を害する食物の一つと考えていたはずだ。

また、「マーガリン」はパンに塗ることを考えると、その塗りやすさは圧倒的に有利である。
「バター」のようにトーストの熱で溶けるのを待つ必要もない。

さて、友人の家族は「マーガリン」より「バター」が好きだから、毎食提供されているものだと思っていた。
ところが「代用バター」となるとそうはいかない。選択肢は「バター」しか何のに等しい。

これは何かあるぞ?「代用バター」とは「バター」が無いから、仕方なく作られたものであるはずだ。
健康に有利だから作られたものでは無い。
ここから旅ははじまった。




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